おはようございます。(株)トーヨーテクニカです。
2016年4月に発生しました熊本地震によって大きく損傷した大切畑大橋の復旧工事です。
着工時の被害状況と完工時の状況を紹介します。
橋移動状況
橋梁が1mほど移動しています(上図)。これを戻すために移動設備(ベント)を組立て油圧ジャッキにて元の位置に戻しました。
ベントおよび橋桁移動装置
さらに支承の破損・せん断、橋桁の損傷、伸縮装置や落橋防止装置などの橋梁付属物の破損がありましたが無事修復完了しました。
支承損傷 支承破断 支承補修
桁座屈
伸縮装置破損 落橋防止装置破損 落橋防止装置修復
橋梁は地震荷重も加味して設計されていますが、結果を見るとあれほどの地震には耐えきれませんでした。橋梁の破損は人的被害につながるので我々一同よりいっそう丁寧な仕事を心掛け作業に取り組みます。ご安全に。